ストーブリーグ / 感想・レビュー

2024年8月20日火曜日

気ままに韓国ドラマ

t f B! P L

概要

「ストーブリーグ」(韓国語: 스토브리그、英語: Stove League)は、2019年から2020年にかけて韓国のSBSで放送されたテレビドラマです。野球を題材にしており、特にオフシーズン(ストーブリーグ)に焦点を当てています。「ストーブリーグ」は、リアルで感動的なストーリーと優れたキャストの演技により、多くの視聴者から高評価を受けました。第56回百想芸術大賞で作品賞を受賞、また、2020年のSBS演技大賞でも主演のナムグン・ミンが演技部門で大賞を受賞するなど、複数の賞を受賞しました。

ストーリー

「ストーブリーグ」は、韓国プロ野球リーグに所属する弱小チーム「ドリームズ」が舞台です。ドリームズは長年にわたり最下位に甘んじており、ファンやマスコミからの批判も多いチームです。しかし、新しく赴任したジェネラルマネージャー(GM)のペク・スンス(ナムグン・ミン)によって、チームは再生の道を歩み始めます。ペク・スンスは冷静かつ合理的な手法でチームの問題点を次々と解決していきます。

感想・レビュー

最近、管理人のトレンドとして、過去の百想芸術大賞で作品賞を取ったドラマをとりあえず一通り見てみようと思い、最初に選んだのが、この「ストーブリーグ」でした。韓国のプロ野球チームの経営マネジメントに関するドラマで、韓国では珍しいスポーツ系のドラマになります。そもそも「ストーブリーグ」という言葉ですが、これは、日本のプロ野球でも同じ言葉を使うようですが、オフシーズンの間に、来季のチーム編成に向けて対策を行う期間のことを、「ストーブリーグ」と呼ぶそうです。具体的には、選手のトレードだったり、契約の更改とかですね、あとドラフト会議なども、このストーブリーグの期間中に行われます。ドラマはこの「ストーブリーグ」なるものに焦点を当てたもので、単なるスポーツドラマというより、組織運営やリーダーシップ、チームビルディングなど、マネジメントに関する多くの要素が含まれているのが特徴です。

さて、物語ですが、野球に関してずぶの素人の主人公が新任のジェネラルマネージャーとして就任するところから始まります。この主人公というのが、なかなかとっつきにく性格の持ち主で、感情をあまり表に出さず、淡々とGMとしての仕事をこなしていきます。その最初のスタートが、チームの4番打者であるスター選手をいきなりトレードするという、なんとも大胆かつ破天荒な改革から始めていくわけですが、もちろん、現場のマネージャーや社員は皆、当然のように大反対します。しかし、なぜ、その4番打者をトレードしないといけないかという理由をプレゼンしながら説明するんですね。たとえば、打率は良いけど、実は勝負弱いとか、順位争いで最も重要な夏のシーズンに、パフォーマンスが落ちるとか、過去のデータを用いながら、一つ一つ説明しながら説得していきます。もちろん、パフォーマンスの面だけでなく、その選手が持つブランド力、マーケティング価値といった点も考慮しないといけないので、それに替わる代替案というのもちゃんと提示します。

その外にも、チームが抱える問題というのを洗い出して、それに対して、具体的な解決策を講じることで、組織全体のパフォーマンスをいかに向上させるか、といった内容も描かれているので、ビジネスをやってる人だったり、マネジメントに興味がある人にとっては、非常に面白いテーマのドラマです。また、新しいやり方で選手の年俸を査定したり、スカウトやトレードの際のデータ活用、データに基づいた意思決定がチームのパフォーマンスにどう影響するのかといった観点からも、非常に勉強になりました。何より、最初は意見対立でギスギスしていた社員たちと、一つの目標に向かって、頑張っていく姿はなんとも心温まるものがありました。このドラマはAmazon Primeでも見れますし、韓国語ができる方は、SBSの公式HPで無料で見れますので、ぜひ関心のある方は見てくださいね!


にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

管理人

自分の写真
IT企業勤務。趣味で音楽制作活動をやっています。韓国滞在歴7年。

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ